「子供がなかなか片づけをしない!」「自主的にお手伝いできるようになるにはどうしたらいいんだろう?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
我が家の3歳の息子も、おもちゃを出せば出しっぱなし!お手伝いもなかなかしない子でした。
しかし、我が家でお手伝いポイントという制度を導入したことにより、息子が自主的にお片づけをするようになり、お手伝いも積極的に行うようになりました。
今回は、我が家で行っている【お手伝いポイント制度】をお伝えできればと思います。
お手伝いポイント制度は、諸先輩方の子育てのやり方を参考に、新米パパである私と、新米ママである妻が考えた子育て術となります。
是非、新米パパさん、新米ママさんご覧いただきたい内容です。
その他子育て関連の過去ブログは下記をご覧ください。
目次
結論
我が家で行っている【お手伝いポイント制度】とは、その名の通り、お手伝いやしっかり後片付けを行うことで息子がGETするポイントのことです。
我が家では、1ポイント=10円とし、お手伝いをする毎に、10円分の積み重ねを行っていくようにしています。
息子は、自分の欲しいおもちゃを自分で買うために、そのポイントを貯めるため、日々お手伝いを自主的に行うようになりました。
では、なぜ【お手伝いポイント制度】を導入するようになったのかの経緯と実際に何をお手伝いしているのか、子育てにどのような効果があるのかを私なりにお伝えできればと思います。
1.お手伝いポイントで自主的にお手伝い!子育てパパの子育て術!!導入の経緯
さて、我が家で導入している【お手伝いポイント制度】ですが、なぜ導入に至ったのかを最初にお伝えができればと思います。
その前に、我が息子はどのような状況にあるのかをお伝えしなければいけないと思います。
1-1.我が家の3歳息子の背景
3歳の息子はまだ一人っ子であることや、妻の実家では初孫になります。(私の実家では、姉の子供がすでに2人います)
また、私の実家は岐阜県ですが、妻の実家は東京都ですので、妻の実家へは2か月に1回ほど泊まりに行ったり、遊びに行ったりしています。
すると、妻の義父と義母、そして妻の妹(二人)は、息子を溺愛し、何かとおもちゃや洋服を与えてくれるのです。
洋服に関しては、親としては非常にありがたいのですが、おもちゃはどんどん増えていき、場所も取るようになっていきます。
何かあるごとに妻の家族からおもちゃを買い与えられることで、おもちゃが買ってもらえるのが当たり前になってきつつありました。
そんな時、【お手伝いポイント制度】を導入するきっかけが起きました。
1-2.きっかけは息子のワガママから
【お手伝いポイント制度】を導入するきっかけはある日の息子のワガママからでした。
家にあるおもちゃを散らかしながら遊んでいた息子は、新しいおもちゃが欲しくなったのか、
「パパ、ママ、これからおもちゃ買いに行こう!」
と言い出しました。
当然妻は、
「片づけもしていないし、新しいおもちゃなんてそんなにいっぱい買えないんだよ!」
と伝えましたが、息子は聞かずに、「いいじゃん!いいじゃん!」というばかり・・・。
困った私たち夫婦は、
「じゃあしっかりお片づけしたり、ママのお手伝いをしたらお手伝いポイントをあげるよ」
と息子に提案しました。
そこから、【お手伝いポイント制度】が我が家で導入されることになりました。
2.お手伝いポイントで自主的にお手伝い!子育てパパの子育て術!!お手伝いポイントとは?
では、【お手伝いポイント】とはどのようなものなのか。
実際に息子に説明したことをお伝えしていきます。
2-1.お手伝いポイントを息子に説明
妻から息子に、お手伝いポイント説明をしました。
「お手伝いポイントは、しっかりとおもちゃのお片づけができたり、ママの洋服を畳んだりするお手伝いをすると、お手伝いポイントをあげるね」
当然、息子は
「お手伝いポイント?」
という?マークが頭の上に浮かんでいました。
続けて妻からは、
「お手伝いポイントを貯めると、息子くんの好きなおもちゃが買えるよ!お手伝いポイントで買うおもちゃは息子くんの好きなおもちゃを買ってもパパもママも何も言わないよ!」
と伝えると、息子は、
「じゃあ僕、お手伝いしてお手伝いポイントを貯める!」
というようになりました。
2-2.どのようなことでお手伝いポイントが貯まるのか
我が家では、下記の項目を行うと、お手伝いポイントが貯まるようにしました。
・おもちゃの片づけ
・自分(息子)の洋服を自分で畳む
・ママの荷物を持ってあげる
・食事の際に箸や食器などをテーブルまで運ぶ
・その他「これを手伝って」と言った時に手伝う
上記のお手伝いを1つ行うことで息子は1ポイントをGETすることができます。
1ポイントは10円と設定をしており、10ポイントで100円となります。
息子の好きなトミカのミニカーは、最寄りの家電量販店では、350円ほどで売られているため、35ポイント貯めると息子は自分の好きなトミカのミニカーを買うことができるようになります。
3.お手伝いポイントで自主的にお手伝い!子育てパパの子育て術!!自主的にお手伝い
この【お手伝いポイント制度】を導入することで、息子の行動に変化がみられるようになりました。
自主的にお手伝いや片づけをするようになってきました。
3-1.お手伝いポイントで息子の行動が変化
【お手伝いポイント制度】を導入する前は、
「お手伝いして!」
と言っても
「やだよ!」
と言っていた息子が、「お手伝いして!」という前に、
「ママ、お手伝いするね!」
と言い出すようになりました。
ポイント欲しさで行っているとは言え、自分からそういったことを言えるようになった息子の成長を感じました。
3-2.寝る前に今日のGETしたお手伝いポイントと合計のお手伝いポイントを伝える
寝る前に、主に妻が行っているのですが、
「今日のお手伝いポイントは〇ポイントでした。全部で〇ポイントになりました」
と伝えるようにしています。
すると、息子からは、
「もうトミカ買える?」
という質問もきますので、
「あと〇ポイントGETしたらトミカ買えるよ」
と答えるようにしています。
そうすると、自然と足し算や引き算の練習にもなってきます。
お風呂で湯舟に使って数を数えられるようになってきたので、数字にも興味を持ち始める時期に、計算できるような状況を作れたことは良かったなと感じています。
4.お手伝いポイントで自主的にお手伝い!子育てパパの子育て術!!子育ての効果
では、この【お手伝いポイント制度】でどのような効果が期待できるのでしょうか。
私なりに考えてみました。
その結果、下記の3点かなと思っています。
1.働くということを伝えることができる
2.数字に触れることで数字への抵抗感をなくす
3.相手の立場を考え手伝いが自然とできるようになる
では、それぞれ私が考えたことをお伝えしていきます。
4-1.働くということを伝えることができる
「お手伝い=働くこと」と考えると、何かを手に入れるためには、働かなければいけない。
働くということを子供に伝えられるのではないかと思っています。
以前子育ては、子供に魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるのだという話を聞いたことがあります。
魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう 起業家の父から愛する子へ33の教え
という本もあるので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
「魚=お金」のことを指し、お金を与えてしまうと、子供はそれに甘えて堕落してしまうため、親はお金の稼ぎ方を子供に教えることが大切だという内容でした。
我が家は余裕のある家庭ではないため、息子にお金を与えることはできません。
しかし、子供のころから何かを得るためには働かなければいけないということを少しでも伝わればよいと感じています。
お手伝いポイント=労働の対価として、真似事ではありますが、そういう体験が息子の将来の役に立つのではないかと考えております。
4-2.数字に触れることで数字への抵抗感をなくす
私自身、高校時代に簿記を習い、日商簿記検定2級と全商簿記検定総合1級を取得しました。
詳しくは、下記のブログをご覧ください。
簿記まではいかなくても、生きていくうえでお金や数字とは切っても切れない関係であることは、大人になってみて非常に良く感じます。
営業であれば営業数字が大切ですし、管理系の仕事でもデータ等は数字がほとんどです。
そういった数字の基礎となるのが、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)です。
その四則演算に早いうちにしかも楽しく接していくことで、数字への抵抗感をなくすことができ、将来の糧になるのではないかと考えています。
4-3.相手の立場を考え手伝いが自然とできるようになる
お手伝いポイントを多くGETするためには、言われたことだけではなく自ら「お手伝いしようか」という必要が出てきます。
3歳児の息子にはまだまだできないかもしれませんが、徐々にそういった目線で相手が困っていることに対して手伝いができるようになるといいなと感じています。
実際に我が家の息子は「何か手伝うことある?」という自ら声をかけるようになってきました。
ポイント欲しさだとしても、そういった視点や感性が育っていくことで、将来仕事でも活きてくるのではないかと考えています。
「仕事=相手の問題解決」という部分が多いかと思いますので、問題を見つけ解決できる能力が育ってくれれば尚良いなと思っています。
まとめ
では今回のまとめになります。
- 我が家では、【お手伝いポイント制度】を導入することにした
- お手伝いポイントは1ポイント10円。貯めることで好きなおもちゃを買うことができる
- お手伝いポイントは、ママのお手伝いやおもちゃの片づけができたらGETできる
- 【お手伝いポイント制度】を導入することで、息子が自主的にお手伝いや片づけをするようになった
- 今のうちからこのような制度に触れ習慣化することで、将来仕事に就いたときにも役に立つと考えている
いかがでしたでしょうか。
もし、お子様が片づけができない!おもちゃが欲しいとワガママばかり言っているというご家庭があれば、【お手伝いポイント制度】の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
次回もお付き合いいただけると幸いです。