こんにちは、「好きな食べ物は?」と聞かれたら、迷うことなく「焼肉と寿司!そしてラーメン!!」と答えるマキシムです。
『好きな物は糖質と脂でできている・・・』というキャッチのCMが思い浮かびました。
やっぱり美味しい物は太るんですよね・・・でも、好きな物を食べれないなんて人生の半分損していると同じだ!(持論)と自分に言い訳をしながら生きています。
さて、皆さんはお寿司を食べるとして、どのくらいの期間であれば待つことができますか?
今回私は、日本一予約の取れないという噂の寿司屋さん「すし処まさ」さんに行ってきました!
なんと日本一予約が取れないという噂通り、次回の予約は9年後の2030年まで埋まっているとのこと!
そんな「すし処まさ」さんのお寿司をご紹介させていただきます。
目次
結論
日本一予約が取れない「すし処まさ」さんは、新橋に3席のみの店舗で、1日2組(1組2時間)のみの貸し切りの寿司屋さんです。
そのため、一見さんお断りのお店で、食べに行った際に次回の予約を取るという形式です。
出てくる食事やお寿司はどれも美味しく、2時間があっという間に終わりました。
この時間が永遠に続けばどれだけ幸せだろうかと思うほど、本当に美味しく、幸せな時間を過ごすこととなりました。
お寿司は、江戸前寿司で、今では珍しい江戸前寿司伝統の赤シャリを使ったお寿司で、口に入れるとシャリがホロっと崩れる美味しいお寿司です。
また、お米も原種のお米(小さい)を使用しており、伝統的な江戸前寿司を味わうことができます。
是非、「すし処まさ」さんに行く機会があれば、次回の予約を忘れずにとるようにしましょう。
1.次の予約は〇年後!?日本一予約の取れない寿司屋に行ってみた!「すし処まさ」さんとは
まず、日本一予約の取れない寿司屋である「すし処まさ」さんとは、どのような寿司屋さんなのでしょうか。
最初に「すし処まさ」さんについてお伝えできればと思います。
1-1.「すし処まさ」さんの店舗情報
まずは「すし処まさ」さんの店舗についてお伝えしていきます。
住所:東京都港区新橋2-21-1 新橋駅前ビル2号館 B1F
アクセス:JR新橋駅から徒歩1分、都営浅草線【新橋駅】徒歩1分、東京メトロ銀座線【新橋駅】徒歩2分
座席数:3席
予約:完全予約制
営業時間:18:00~20:00と20:30~の2交代制
定休日:日曜日・祝日
予算:10,000円~15,000円/人
支払い方法:現金のみ
座席数が3席で完全予約制のため、その時間は必然的に店舗貸し切りになります。
1-2.日本一予約の取れない寿司屋「すし処まさ」さんの予約の取り方
基本的に電話で予約はできないようです。
実際に予約を持っている人に連れて行っていただくなどして、食事をした後、次回の予約が取れるため、明記はされていませんが、必然的に一見さんお断りとなっています。
私自身も、3年程前に大きな仕事を終えた後、そのタイミングで予約を持っていた仕事の上司に連れて行ってもらい、今回の予約をさせていただくことができました。
正直3年前に取った予約だったため、Googleカレンダーに入れてはいましたが、本当に予約が入っているか不安だったため、お店に直接連絡をして予約の確認をしました。
お店の電話は大将の携帯電話の番号となっており、快く「予約入っていますよ」とお答えいただきました。
2.次の予約は〇年後!?日本一予約の取れない寿司屋に行ってみた!義両親と行ってきた
予約が近くなってきたタイミングで、妻に「一緒に家族でお寿司食べに行こう!」と伝えたところ、「行きたい!」と非常に喜んでいました。
しかし、3歳児の息子を連れて行った場合、妻が「息子くんが大人しく食べているとは思えない」と言いました。
息子はまだ3歳のため、回転寿司に行ってもお寿司よりも他の物がいいと言って食べているため、「確かに・・・」と思い、今回妻と息子と3人で行くことを断念しました。
2-1.いつもお世話になっている義両親を誘ってみた
家族3人でいけなくなったことで、誰を誘おうかと考えた時に、いつもお世話になっている義両親を誘ってみようかと思い、妻に相談しました。
すると妻は「うちの両親誘ってくれるの?それはありがたい!」と喜んでくれました。
そして、妻から日程を確認したところ、すんなりOKをもらいました。
現在義父は、定年退職をしており、時間に自由がきくことと、義母も元々専業主婦のため、時間を空けてもらえることができたようです。
2-2.前回が3年前だと場所を忘れてしまう
無事義両親を誘うことができましたが、3年前に一度行っただけの店舗で、しかも上司について行っただけだったため、店舗の場所を思い出せずにいました。
そのため、義両親と待ち合わせの時間の前に新橋駅に着き、道順を確かめ、しっかりとアテンドできるようにしておきました。
無事、義両親と合流した後、スムーズに店舗まで案内することができました。
3.次の予約は〇年後!?日本一予約の取れない寿司屋に行ってみた!実食
予約した時間ピッタリに店舗に到着し、義両親と私の3人で食事をスタートしました。
座席数は3席横並びで、本当に限られた空間で義両親と私と大将の4名だけの贅沢な空間となりました。
3-1.お寿司の前に食べたもの
最初に出てきたのは、お刺身でした。
お刺身も車エビもとても甘く、口の中でとろけるような味でした。
わさびも、本わさびをその場ですっていただき、出していただいたので、ほんのり甘さのあるな中でツンと良い辛さのあるわさびでした。
次に出てきたのは、つぶ貝です。
大きな貝に添えられたつぶ貝の身は、回転寿司で食べるつぶ貝の触感とは違い、少し湯通しをして柔らかくなっており、ほんのり甘さも感じました。
また、ワタの部分も一緒にあり、ワタと身を一緒に食べることで、つぶ貝の本当の美味しさを味わうことができました。
次は、カマトロです。
そのままお刺身として塩や醤油で食べてもいいですし、右の写真のように少し炙ってから食べても良しとのことでした。
そのまま食べて脂の甘さを楽しむのも美味しかったですが、個人的には、ある程度炙ってから食べる方が好みでした。
炙ってというか軽く焼くと行った方が良いかもしれませんが、焼くとサッパリとして、口に入れた時に柔らかくホロホロになるこの触感と美味しさがたまらなく美味しかったです。
ちょっと口が脂っぽくなったなと思った頃に出てきたのが、自家製のお豆腐です。
大将がにがりのみで作ったという自家製の豆腐で、温かいまま出来立てを、塩もしくは醤油でいただきます。
サッパリした中にもしっかりと大豆の味があり、上品な味でした。
この豆腐なら毎日でも食べたいと思えるように美味しかったです。
3-2.本命のお寿司登場!!
ここまで食べてようやくお寿司が出てきました。
お寿司が出てくるまでにすでに満足していた私たちでしたが、お寿司が更に美味しかったです。
まず最初は、マグロでした。
マグロはもちろん美味しかったのですが、それ以上に驚いたのは、シャリ(お米)でした。
現在では珍しい赤シャリのお寿司を出していただきました。
大将に聞いたところ、現在赤シャリでお寿司を出しているところは、全体の5%ほどしかなくなっているとのことでした。
しかし、伝統的な江戸前寿司は、赤酢を使った赤シャリが本来のシャリのようです。
また、義父がお米について「このお米少し小さいですね」と大将に聞きました。
すると、大将は伝統的な江戸前寿司に使うお米は原種を使っているということを教えていただきました。
最近のお米は品種改良により、もち米が入っており、甘く美味しくなっているとのことでしたが、伝統的な江戸前寿司にこだわる「すし処まさ」さんは、原種のお米を取り寄せて使っているようです。
ちなみにこの原種のお米の3世代後がコシヒカリになるようです。
現在この原種のお米を育てている農家さんも減っており、特別に「すし処まさ」さん用に一定量を育てて卸してもらっているようです。
現代のお米は、そのまま食べるには美味しくなっているようですが、お寿司には少しモチモチしており、シャリが口の中でほどけるという触感を出すにはあまり向いていないようです。
お米や赤酢などのこだわりを聞き、美味しさの理由も納得できました。
さて、マグロの次に出てきたのは、ヒラメです。
このヒラメも、少しの歯ごたえと、噛むと上品な甘味がするとても美味しい握りでした。
大将が直接醤油を塗ってくれているため、そのまま食べることができるのも、醤油で味が壊れないためとても嬉しいですね。
ヒラメの次はコハダでした。
お寿司としては、1匹で1貫握れる大きさになるとコハダと呼ばれるようです。
10月に入ると、コハダがメインとなりますが、5月~9月まではシンコ(コハダの稚魚)となっており、2匹~多いと12匹で1貫を握るようです。
正直シンコよりもコハダの方が味としては美味しいとのことでしたが、初物を食べることを粋とする江戸っ子の中ではシンコが好まれていたようです。
次は車エビの握りでした。
車エビの中心部には、余った身とエビみそを叩いて混ぜたものが乗っており、車エビを丸ごと味わえる握りでした。
ちなみに尾の部分は飾りだけで、すぐに外せるようになっていました。
見た目にも楽しませてくれるところが粋ですよね。
お寿司の最後はカツオでした。
このカツオの握りは、薄い身を3枚乗せてありました。
なぜこのような乗せ方をするのかと尋ねてみました。
それは、カツオのお刺身は分厚い方が良いが、お寿司になると、分厚い身とシャリのバランスが合わなくて、カツオの身が口の中に残ってしまうためだということでした。
そのため握る場合は、身を薄く3枚に切って食べることで、シャリとネタがほぼ一緒になくなるとのことでした。
確かに、この切り方で食べると、シャリとネタが一緒に口の中からなくなりました。
大将が修業時代は「寿司を食べた後に、シャリが口の中に1粒だけ残るくらいが一番いい」ということを教わり、それを体現するために修行に励んだということでした。
ただ単に美味しいと思って食べていたお寿司ですが、本当に奥が深いことを知りました。
そして食事の締めは、いくら丼です。
赤シャリにたっぷりとイクラを乗せて食べるいくら丼は、絶品でした。
イクラは多少の弾力はありますが、プチプチすることなく食べられ、とても濃厚でした。
また、赤シャリとの相性も抜群で、本当に締めとしても最高の逸品でした。
3-3.飲み物は3種類
お伝えをし忘れていましたが、飲み物(アルコール)は3種類となっているようです。
私と義父は1杯目はビールを頼み、2杯目からは銀嶺立山(純米酒)を頼みました。
私たちが行った日は〆張鶴は酒問屋さんの在庫がなく、日本酒は銀嶺立山のみの様でした。
しかし、持ち込み料(2,000円程)をお支払いすれば、お酒の持ち込みはOKのようですので、お好きなお酒を持っていきたい方にはおすすめです。
4.次の予約は〇年後!?日本一予約の取れない寿司屋に行ってみた!気になるお値段と次回の予約は?
義両親と共に本当に幸せな時間を過ごすことができました。
全員が満足して食事を終えることができました。
さて、気になるお値段は・・・。
33,550円でした!
一人当たり11,200円程!
この満足感でこの値段は安い!
今回は私が義両親を招待しましたので、お支払いをし、次の予約を取ることにしました。
そして、次回の予約可能な年数を聞くと、9年後の2030年になるということでした。
前回は3年後だったのに・・・。
確かに、1人の予約で3名、そして1日2組だとすると、2件の予約で来た人が6枠予約をしていく計算になるため、ドンドン埋まっていきますよね・・・。
しかし、しっかりと義両親と私で次回の予約をして帰ってきました!
忘れないようにGoogleカレンダーに登録をしなければ・・・。
まとめ
では、今回のまとめになります。
- 日本一予約が取れない「すし処まさ」さんに義両親と一緒に行ってきた
- 「すし処まさ」さんは一見さんは予約が取れず、紹介で食事をしなければ予約ができない
- 細かな部分まで大将のこだわりがあり、本当に美味しい食事をさせていただける
- 行った義両親も大満足をしていただいた
- 次回の予約は2030年の9年後だということ
- しっかりと忘れないようにGoogleカレンダーに登録をすることをおすすめ
いかがでしたでしょうか。
お寿司の他にも私が好きな焼肉とラーメンの記事に関しては、下記をご覧ください。
次回もお付き合いいただけると幸いです。